こんにちは、凸森です。
アニメ好きの方の中には「アニメショップ/専門店で働いてみたいなぁ」と一度はお考えになられたことがあるのではないでしょうか?
今回はそんな方々のために、日本のアニメショップ/専門店について徹底的に比較して企業研究みたいと思います!
アニメイトグループ
アニメになじみのない方でも、「アニメイト」の名前は知っていると思います。
全国約120店舗に展開し、さらには中国・台湾・韓国・タイとアジア地域にも展開を広げているアニメ専門店業界最大手のアニメイトですが、実はその事業は多岐にわたっております。
「アニメイト」というお店はアニメイトグループの一事業
皆さんがよく知っている「アニメイト」というお店は、アニメイトグループホールデングスの一連結子会社である「株式会社アニメイト」が運営している店舗です。
つまり、「アニメイトのお店で正社員として働きたい!」となった場合、アニメイトに直接応募するのではなく、アニメイトグループホールディングスに応募する必要があります。
そこで採用されて「アニメイトの店舗で働きたいです!」という希望を出せば店舗配属になるとは思いますが、しかし場合によってグループ内の他事業会社に異動する可能性はあります。

アニメイトへの就職・転職を希望されている方は、このあたりを覚えておいたほうがいいです。
アニメイトグループの事業について
アニメイトグループは店舗の小売販売だけではなく、グッズ開発・出版・イベント運営・カフェ運営・配給・アニメ出資など、様々な事業を展開しております。
以下にまとめてみました。
【アニメイトグループホールディングスの主な連結子会社・事業一覧】 | |
株式会社アニメイト |
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株式会社ムービック |
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株式会社リブレ |
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株式会社ムービック・プロモートサービス |
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株式会社フロンティア・ワークス |
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意外かもしれませんが、ゲーマーズやメロンブックスはアニメイトグループのアニメ専門店なのです。
とらのあな
アニメイトの次に有名なのは「とらのあな」だと思います。
店舗数としては国内18店舗とアニメイトよりは規模は劣りますが、現在も積極的に事業展開しているアニメ専門店です。
とらのあなのメイン商材は同人誌
とらのあなは、もちろん商業出版コミックスやグッズ販売をしておりますが、元々は同人誌の販売がメインでした。

同人誌って、確か凸森くんが夏と冬に沢山買ってくるやつだっけ?

はい(笑)
商業出版ではなく、個人出版によるアニメやマンガのファンアートです。
「ユメノソラグループ」としてホールディングス化
2013年、「株式会社とらのあな」は「ユメノソラホールディングス株式会社」として新たなスタートを切ります。
ついては、とらのあなについても、ユメノソラホールディングスのグループ子会社という位置づけになり、「とらのあなのお店で正社員として働きたい!」となった場合、ユメノソラホールディングスに応募する必要があります。

このあたりはアニメイトと流れが似てますね。
ユメノソラホールディングスの事業について
ユメノソラホールディングスの事業もアニメイトと同様に多岐に渡っております。
ただ、アニメイトと違って、一風変わった事業も存在します。
【ユメノソラホールディングの主な連結子会社・事業一覧】 | |
株式会社虎の穴 |
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株式会社ツクルノモリ |
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株式会社AQUAPLUS |
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とら婚株式会社 |
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え!?婚活サービスもやってるんだ!?

私も驚きました。しかし、今の世のニーズに沿ってると思います。
まんだらけ
中野のブロードウェイに本店を構えるまんだらけも、アニメ専門店としては大手です。
全国に約14店舗を構えております。
まんだらけは中古買取・販売がメイン
まんだらけは、アニメ書籍/グッズ/CD/DVDなどの中古買取・販売がメインの会社です。
販売されている商品の中には、プレミア価値の付いたものも取り扱っております。

中野ブロードウェイにある本店、機会があればぜひ足を運んでみてください。アニメのレアもの商品が沢山並んでて、圧倒されます!
オタク文化をこよなく愛するスタッフが多い会社
この会社の採用情報を見てみるとわかるのですが、「くせが強い!」と感じるかもしれません。
- 会長メッセージがかっこいい(https://www.mandarake.co.jp/dir/company/message.html)
- 店員さんがコスプレしてる
- 部活動に力を入れている(https://www.mandarake.co.jp/recruit/club.html)

私が昔よく言ってた中野の床屋さんの店長が、「まんだらけの社員さん、よく教育されてるよ~。あそこはいい会社」って言ってました。
KOTOBUKIYA(コトブキヤ)
コトブキヤは、一般の人には認知されていないかもしれませんが、1947年創業のアニメ専門店の中で老舗中の老舗です。
直営店は秋葉原と立川(本店)の2店舗で、メインとしては他の小売業者に自社商品を卸している形を取ってます。
プラモデルや模型の企画・製造・販売メインでスタート
コトブキヤは1947年に玩具専門店として立川で創業しました。
当初はプラモデルや模型など造形の細かい商品を開発していて、1995年に大ヒットした『新世紀エヴァンゲリオン』の初号機や綾波レイのフィギュアをリリースし評価されたところから、フィギュアの自社制作もスタートしていきました。
自社IP創出にも積極的
コトブキヤは店舗運営・造形物の企画/制作だけではなく、自社オリジナルコンテンツの開発にも注力しております。
近年ですと、『フレームアームズ・ガール』というアニメがコトブキヤが企画したオリジナルアニメとして有名です。
このアニメのすごいところは、製作にあたり製作委員会方式を採用せず、製作費をほぼ全額コトブキヤがねん出している点です…!!
いくら製作費を抑えられたとしても、少なくとも1億~1.5億円はコトブキヤが身銭を切っているということです。

このアニメに対するコトブキヤさんに熱い思いをを感じますね…!!
その他のアニメ専門店
上記で紹介している会社以外にも、アニメ専門店はあります。
- らしんばん:中古同人誌・アニメグッズをメインに取り扱うアニメ専門店
- コスパ:アニメのコスプレ衣装をメインに取り扱うアニメ専門店
- 駿河屋:フィギュア/プラモデルをメインに取り扱うホビー専門店(静岡県に本社を置く株式会社エーツーの管轄) etc…
最後に・まずはアルバイトをやってみるのが一番!
上記から見てとれるように、一言で「アニメショップ/専門店」と言っても、会社ごとにそれぞれの特色や強みは違います。
でも、実際の会社の雰囲気や業務内容などの細かい部分は、やっぱり一度現場に立って働いてみないとわかりません。
そこでオススメなのが、自分の興味があるアニメショップ/専門店でアルバイトしてみることです。
やはり自分で働いてみることが、その会社を詳しく知る上では一番です。
しかも、アルバイトとしての働きぶりが認められれば、そのまま社員登用の道もあるかもしれません!

実際に私もアキバのアニメショップでアルバイトしていた時に「凸森くん、社員になるつもりない?」と聞かれたことがあります。
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