アニメの動画配信(VOD)について
こんにちは、凸森です。
皆さん、最近アニメをどのように見られますか?
一昔前でしたら、「テレビ録画で」「TSUTAYAでDVD借りて」という形が一般的でしたが、今は動画配信で観る人が多いと思います。

うんうん。
わざわざ録画予約しなくても、動画配信サイトですぐ見られるよね。
アニメビジネスを考える上でも、動画配信(以下:VOD)は重要です。
ここでは、VODの形態と配信プラットフォームを紹介していきたいと思います。
VODの形態について
VODには以下のような配信形態があります。
- AVOD
- SVOD
- TVOD
- EST

なんのことやらさっぱり…

以下にて詳細説明しますね!
AVOD
“Advertising Video On Demand”の略。
動画配信業者が動画に広告を掲載させることで、その広告費を元に運営している配信形態。
視聴者は無料で動画視聴することが出来る。
SVOD
“Subscription Video On Demand”の略。
動画配信業者が視聴者から月額料金を徴収し、それを元に運営している配信形態。
有料ではあるが、月額料金さえ払えば視聴者は無制限に動画を視聴することが出来る。
EST
“Electric Sell-Through”の略。
DVD/BDなどのパッケージではなく、インターネット上で動画データを購入する形態。
視聴者は、タイトルごとに購入し、購入したデータは視聴者が所有することが出来る。
都度課金型ダウンロード動画配信。
TVOD
“Transactional Video On Demand”の略。
インターネット上で動画をタイトルごとに視聴者がレンタル料を支払う形式。
都度課金型ストリーミング動画配信。
ESTより値段が安い。

なるほど!なんとなく感覚でわかってたところもあるけど、
こんな感じで分類されてるんだね。
主なアニメVODプラットフォームについて
2020年現在、様々なVODプラットフォームのサービスを展開している会社があります。
ここでは、主要なVODプラットフォームサービスをご紹介します。
NETFLIX
1997年にアメリカで”DVD郵送レンタル業”で創業した会社。
2007年から現在知られるVODビジネスをスタートし、2015年から日本で展開。
単なるコンテンツ購入・配信にとどまらず、自ら番組製作も行い、アニメでは”NETLIXオリジナルアニメシリーズ”としての展開もしている。
【NETFLIX】の特徴
- 配信形態:SVOD
- 月額料金:1,200円
- NETFLIXでしか見れないオリジナルアニメシリーズがある。
Amazonプライムビデオ
大手インターネットショッピングサイト”Amazon”が運営するVODサービス。
2007年ごろからVODサービスをスタートしている。
【Amazonプライムビデオ】の特徴
- 配信形態:SVOD (一部のコンテンツはTVOD、ESTあり)
- 月額料金:500円
- 月額料金が安く、また一部のアニメコンテンツは独占で配信されることが多い。
Hulu
アメリカの大手放送局・映画制作会社の共同出資で2008年ごろに創設。
2011年にHulu Japanが設立され、2014年に日本テレビが買収し、日テレの傘下に入る。
【Hulu】の特徴
- 配信形態:SVOD
- 月額料金:1,000円
- 読売テレビや日本テレビのアニメコンテンツが充実(コナン etc…)
dアニメストア
2015年にNTTドコモと角川の提携・共同出資により設立。
【dアニメストア】の特徴
- 配信形態:SVOD
- 月額料金:500円
- サイトがアニメに特化しており、アニメ視聴者にとっては非常に見やすい。
U-NEXT
2007年ごろからVODサービスを展開していた日本のVOD企業の老舗。
【U-NEXT】の特徴
- 配信形態:SVOD
- 月額料金:1,990円
- 日系VODの老舗のため、他のサービスに比べて非常に豊富なコンテンツ量を誇る。
FODオンデマンド
2015年頃からVODサービスを始めたフジテレヴィジョン社が運営するプラットフォーム。
- 配信形態:SVOD
- 月額料金:888円
- フジテレビ系列のVODプラットフォームのため、「ノイタミナ」のアニメコンテンツが豊富。

最近、FODが人気アニメの独占配信することが多く、
アニメに力を入れてると思います。

FOD、最近だと
『映像研には手を出すな!』を独占配信やってたよね。
最後に
今回はVODサービス・プラットフォームの基本的なことをまとめてみました。
次回以降、VODとアニメとの具体的な関わり方について記事にしていきたいと思います。
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