アニメのライセンス海外営業・良かった体験談5選
こんにちは、凸森です。
以前、「アニメ・ライセンス海外営業のお仕事でつらい体験5選」というテーマで記事を書いてきました。
今回はその逆の、「この仕事、やってて良かった!」と思えた私の経験について5つ紹介していきます。

みー
うんうん!ぜひ聞いてみたいな!!
第5位 アニメの具体的なお金の動きがわかる
アニメって、観ているだけでも楽しいですよね。
正直、私もそうです(笑)
でも「このアニメが展開されてることで、どれだけのお金が動いているんだろう?」
という仕組みがわかると、もっと楽しいです!
版権ライセンスの仕事をしていると
「アニメがどのようにマネタイズされているのか?」ということがとてもよくわかります!
「アニメを作る」ということはどうしてもお金がかかります。
【アニメ製作にかかるお金】
・30分アニメ/1話の製作費⇒大体1000~3000万円
・30分アニメを12話作るとなると、、総製作費:約1億~3億円…!!
・30分アニメ/1話の製作費⇒大体1000~3000万円
・30分アニメを12話作るとなると、、総製作費:約1億~3億円…!!
この製作費をどのように回収していけばいいでしょうか?
そのために、”ライセンス営業”という仕事があって、アニメの番組販売や商品化の営業をすることで製作費を回収して、利益を得るために仕事をしているのです。
私のような”海外ライセンス営業”とは、海外のお客様に「私たちのアニメを使った商品化やイベントをしませんか?」と営業を掛けることで、収益を得ています。

凸森
また、”お金を稼ぐ”という側面以外にも、
アニメを商品化したりすること自体が、
そのアニメの宣伝になるのです。

みー
確かに、例えばユニクロとかでアニメのコラボTシャツを
見ると、「このアニメ人気なんだな」って思っちゃうもんね!
第4位 英語のスキルアップ
私の担当するお客様の半分以上は英語を話す方々です。
ですので、メール・打合せなど、半分以上は英語で行われます。
もちろん難しさもありますが、
このような仕事をすることは自分の英語スキルのステップアップにつながっていますし、
やりがいも感じます!
英語のスキルは、昨今の時代ではアニメに限らず、すべての業界において必要となるスキルです!
ですので、仕事の中で実際に英語を使うことは、ビジネス英語の修行として非常に有益です!

凸森
私の会社の場合、会社の教育制度の一つで、
マンツーマン英会話教室への通学に補助金を出してくれます。
私も通っています。

みー
へぇー、すごいね!私もマンツーマン英会話通いたい…
第3位 海外出張
海外営業をしていると、海外出張の機会がよくあります。
【主な海外出張の内容】
・海外のアニメコンベンションイベントへの参加
・自社アニメ作品の海外イベントブースや商品の監修チェック
・海外イベントに参加する有名声優さんのアテンド
・海外のアニメコンベンションイベントへの参加
・自社アニメ作品の海外イベントブースや商品の監修チェック
・海外イベントに参加する有名声優さんのアテンド
【主な海外コンベンションイベントの例】
・北米:ANIME EXPO(ロサンゼルス)、͡͡コミコン(サンディエゴ、ニューヨークetc…)
・アジア:China Joy(上海)、台北國際動漫節(台湾)、C3AFA(香港、シンガポールetc…)
・フランス:JAPAN EXPO, MipCom(フランス)、サロン・デル・マンガ(スペイン)
・北米:ANIME EXPO(ロサンゼルス)、͡͡コミコン(サンディエゴ、ニューヨークetc…)
・アジア:China Joy(上海)、台北國際動漫節(台湾)、C3AFA(香港、シンガポールetc…)
・フランス:JAPAN EXPO, MipCom(フランス)、サロン・デル・マンガ(スペイン)
海外出張をすることで、以下のようなメリットがあります。
・自社アニメがどのように展開されているかを直接確認できる
・自社アニメの海外ファンの反応を肌感覚で感じられる
上記のような経験は私の中でもとても貴重な体験となっております!
第2位 原作側への新規企画のプレゼン成功
原作のあるアニメ作品だと、新しい商品企画やイベント企画についてはどうしても原作にOKをもらう必要があります。
意見の厳しい原作側ですと、なかなか新規企画が通りません。
しかし、そこから企画内容の練り直しや資料の修正などの試行錯誤をした上で、
原作側から企画OKをもらえた時は最高にうれしい瞬間です!

凸森
どの業界でも共通かもしれませんが、
やはり”企画が通る”という体験は嬉しいです!

みー
うんうん!
凸森くん、いつもここを苦労してるもんね…
第1位 自分が担当した案件の実現・成功
「第2位 原作側へのプレゼン成功」と重なるするところもありますが、
やはり自分が企画から担当していた案件が実際に展開されて成功するのを見るのは何にも代えがたい達成感があります!
これは私の実体験なのですが、昨年中国での大きなイベント案件について
企画~デザイン監修~プロモーション監修まで、メインで担当しておりました。
そのイベントのオープン前々日から実際に中国に行って、
会場デザイン、商品陳列、コラボ飲食物などの最終確認をしました。
オープン当日にも立ち会わせて頂きました。
オープン直前に並んでいるお客様、
会場の展示を熱心に眺めているお客様、
会場限定商品をお買い求めになられているお客様、
私が携わった企画で、中国の実際のお客様が楽しんでいる姿を見られて、
最高にうれしかったです!!!
まとめ
前回と今回の記事で、アニメ版権ライセンスの海外営業についての良い点・悪い点についてまとめてみました。
どちらの記事も読んでくださった方は、「いい仕事だ!」と思われましたでしょうか?
それとも「うーん、自分には難しいかな?」と思われましたでしょうか?
ただ、ハッキリと言えるのは「アニメが好きな方だったら、絶対面白い仕事です!」ということです!

凸森
アニメが好きでアニメ業界への就活・転職を考えている方は、
一度版権ライセンス営業へのチャレンジを考えてみてはいかがでしょうか?

みー
もし何かご質問ございましたら、凸森にお気軽にご連絡ください!
コメント